プロフィール

プロフィール
・1957年12月14日 高知県高知市生まれ 61歳
・土佐高校卒業
・1983年静岡大学理学部物理学科卒業
・三菱電機コンピューソフトウェア(株)入社
・2000年 党神奈川県委員会に勤務
・2012年と2017年に衆議院神奈川17区から立候補
・趣味は沖縄学(言語、歴史)、クラシック音楽演奏(チェロ)、演劇鑑賞
・神奈川県視覚障がい者の生活と権利を守る会会員


ごあいさつ

　吉田福治市会議員のあとを引き継ぐことになりました横田えいじです。

　私は、２０１７年、２０１２年と、衆議院１７選挙区候補として、２回闘いました。
　２０１７年の選挙では、告示直前に、神奈川県内の各小選挙区で、野党候補は原則一人に絞ろうという協定が成立し、ここ１７区では共産党の私が市民と野党の共闘の候補になりました。市民運動の方や、ママの会の方の応援、そして、自民党の後援会長や元議員の方からも「アベ政権は今までの自民党ではない。共産党のあなたが頑張ってくれ」と、こっそりとですが、激励を受けました。結果、共産党の候補としては、１７区全体では２万７７９８票、１２．２％、小田原市では１万２７４票、１２．１％と過去最高の得票数と得票率をいただきました。

　今回、鴨宮地域の代表として吉田福治議員、原田敏司前議員の後を引き継いでいくことはもちろんですが、この市民と野党の流れをさらに押し進めて、小田原市から安倍政治にサヨナラするうねりを起こしていこうではありませんか。

　さて、私が決意した思いについて、お話しさせてください。
　私は、６年前、「神奈川県障害者の生活と権利を守る会」に入り、視覚障害者と一緒に、駅のホームの稼働柵や道路の点字ブロックの設置などの要求運動をしてきました。すぐに要求が通らなくても運動を続けると、ある日実現します。
　運動だけでなく、みんなに誘われて、街で食べ、飲み、時には旅行やスキーにも行きます。外に出て歩くことは危険で、嫌な目にあうこともありますが、閉じこもっていては、世の中の理解は得られません。そういう積極性と粘り、何より、人生を楽しみながら、障害者も健常者も共に生きる社会を作っていこうという姿勢、生き方を学びました。

　また、私は沖縄に何度も行って、そこでも同じことを学びました。安倍政権が辺野古の海の埋め立てを強行しようとも、「沖縄のことはウチナーンチュ＝沖縄人が決める」と、決して諦めません。泡盛とチャンプルー料理、歌と踊りを一緒に楽しみながら闘いました。
　混ぜこぜという意味のチャンプルーは料理だけではありません。文化も人も沖縄、アジア、アメリカ、日本が互いに排除、拒否しあうのでなく、共生社会を築き、チャンプルーして新しい文化を創造しています。その象徴が米軍兵士を父に、生みの母と育ての母をウチナーンチュに持つ玉城デニー知事です。沖縄の人たちは「米軍基地を沖縄だけに押し付けるな」という気持ちに加えて、「人種も生い立ちも関係ない、一人の人間として互いに尊重し、協力しあう社会を築いていこう」という思いから、デニーさんを知事に選んだのだと思います。

　実は、小田原も弥生時代、そういう社会を築いていたと言われています。中里遺跡です。

日本列島には最初、縄文人が住んでいましたが、大陸から渡来人が稲と槍、弓矢を携えてやってきて、縄文人の命と土地を奪い、東へ東へと進出しました。ところが中里遺跡では、他の地域の遺跡と違って、殺された縄文人はみつかっていません。そして、水田跡とともに縄文土器が見つかっています。これは、縄文人と渡来人が協力して稲作をし、弥生文化を創造した証拠だと言われています。誇らしいことだと思います。

　時代が下って、２０１７年の小田原市において「生活保護なめんな」ジャンパー問題が発覚しました。
　苦しくても生活保護を受けず頑張っている方もいます。しかし、病気、事故、リストラ、介護で働けなくなれば、もう限界です。多くの方が将来に不安を感じながら暮らしています。生活保護の受給は一人ひとりの努力の問題ではなく、福祉や暮らしに冷たい国の政策が問題なのであり、また、その冷たい政策を正当化するためにふりまかれた「自己責任論」で国民同士がバッシングさせられあっていることに大きな問題があります。
　幸いジャンパー問題では、市は発覚後すぐに改革に取り組みました。福祉と暮らしに冷たい安倍政治のもとでも、自治体は市民の苦しみを軽減することはできるのです。
　高すぎる国保料、“保険あって介護なし”と言われる介護制度、重すぎる教育費、保育所の待機児童問題などの切実な課題も生活保護問題と同じ構図です。

　みなさん、私たちは、中里に住んでいた弥生人のように、共に助け合い生きていく小田原市にしていきましょう。
　沖縄と視覚障害者がやっているように、粘り強く、楽しく、明るく運動して、政治は変える先頭に立ちます。